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借入金を繰り上げ返済した時の利息

借入を利用する際に、多くの方は「できるだけ返済金額を抑えたい」と感じることでしょう。実際に、繰り上げ返済を積極的に活用し、支払う利息分を減らしている方は少なくありません。では、繰り上げ返済を利用すると、具体的に利息はどのように減っていくのでしょうか?

 

今回は、借入金を繰り上げ返済いただいた時の利息について詳しくご紹介していきます。

 

そもそも繰り上げ返済って何だろう?繰り上げ返済のメリット

繰り上げ返済とは、毎月決められた日に返済をする約定返済とは別に、資金に余裕があるタイミングで追加で返済を行うことを指します。ただし、繰り上げ返済で多くの金額を返済に充てたとしても、毎月の約定返済の義務がなくなるわけではないため、その点には注意しておきましょう。

 

繰り上げ返済の大きなメリットは、返済いただいた金額が「全て残高に充てられる」という点です。つまり、利息分の支払いには充てられないため、効率良く残高を減らすことができます。ただし、繰り上げ返済には「期間短縮方式」と「再計算方式」の2種類があるので、まずはこの違いを理解しておく必要があります。

 

期間短縮方式とは、繰り上げ返済を行う代わりに、返済期間を短縮できる方式です。それに対して、繰り上げ返済を行う代わりに毎月の返済額を減らせる方式のことを、再計算方式と言います。

 

どちらの方式なのかによって、繰り上げ返済を利用いただいた後の返済金額の計算方法は変わってくるので、注意しておきましょう。

 

具体的にどれぐらいの利息が減る?実例をご確認してみよう

では、実際に繰り上げ返済をすると、具体的にどのように利息が減っていくのでしょうか?

 

・残高120万円
・金利10%(年利)
・返済期間1年間(毎月の返済額)

 

として、ここでは繰り上げ返済の実例をご紹介していきます。残高120万円で金利が10%の場合には、1年間で12万円の利息が発生することになります。これを繰り上げ返済で、借り入れた月に20万円返済するとしましょう。

 

そうすると、残高はそのタイミングで100万円となり、その後に1年間かけて返済を続けた(再計算方式)としても、利息は「100万円×10%=10万円」となります。期間短縮方式の繰り上げ返済では、返済期間を短縮することができるため、さらに支払う利息分を抑えることができます。

 

繰り上げ返済をする際には、タイミングに注意!

繰り上げ返済を活用する際には、1点押さえておくべきポイントがあります。それは、繰り上げ返済を行う「タイミング」です。

 

毎月の返済額が決まっている元利均等返済であれば、支払い始めの時期に多くの返済額が利息に充てられることになります。そのため、繰り上げ返済を行うタイミングが早いほど、利息を大きく減らすことができます。

 

また、一般的に借入の利息は「締日」に算出されており、当月分の利息は前月の締日に算出されています。そのため、例えば4月の締日を超えてから繰り上げ返済を行うと、利息が軽減されるのは翌月の5月ではなく、翌々月の6月からになってしまう恐れがあるのです。

 

繰り上げ返済は利息を減らす効果的な手段ではありますが、上記のように返済のタイミングを誤ると、利息の減りが少なくなってしまいます。返済金額を可能な限り抑えたい方は、タイミングに注意して繰り上げ返済を行うようにしましょう。

 

住宅ローンの繰上返済はさらに効果大

当サイトは住宅ローンに関するサイトでは為、住宅ローンに関する詳細は割愛致しますが、住宅ローンは一般的なカードローンや消費者金融とは違い、30年、35年といった長期に渡り、大きな金額を借りることになりますので、繰り上げ返済をした際に得する金額もケタ違いです。

 

生活に支障をきたさない範囲でどんどん元金を減らしていき、早め早めの完済を目指しましょう。このことは現時点で家を持っていない人でも、将来、住宅購入、不動産投資をする際に知っておいて損はありません。

 

毎月の給与に比べてボーナスは金額が変動しやすいので、多く入ってきたときには、金融機関に早く返済するために、繰り上げ返済を実行するのも選択の一つです。この辺りはご家族とよく相談して判断をくだしましょう。

 

当初より早く完済できてしまえば、高くなりがちな利息を大幅にカットできて得になることはもちろん、借金を返済できたという安心感も得られるので大変おすすめです。

 

おわりに

繰り上げ返済を効果的に活用するには、返済を行うタイミングに注意する必要があります。支払う利息を減らしたい方は、早めに繰り上げ返済をすること、締日の前に返済することの2点を心がけるようにしましょう。

 

ただし、繰り上げ返済は家計に負担をかける恐れがあるため、資金に余裕がある時以外は活用するべきではありません。繰り上げ返済を行う前にも、しっかりと今後の返済計画を立てておくことが大切です。