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借入の一般的な返済方式|主要消費者金融5社を例に徹底解説

消費者金融はそれぞれが独自のサービスを行っており、どのようにして選んで良いか分からないこともあるでしょう。特に消費者金融の返済方式は分かりにくいことがあります。そこで、こちらではプロミス・アコム・SMBCモビット・アイフル・レイクALSAの返済方式について情報を集めました。こちらの情報を基にして消費者金融を選びましょう。

 

プロミスの返済方式「残高スライド元利定額返済方式」とは

プロミスでは残高スライド元利定額返済方式が採用されていますが、これは借入直後の借金残額で返済金額が決まります。つまり、30万円を借りた直後は借金残高が30万円となっており、こちらに一定割合である3.61%をかけると1万830円となるのです。そして、1000円未満を切り上げるため最少返済額は1万1000円となり、毎月1万1000円を返済することになります。

 

また、残高スライド元利定額返済方式は完済する前に借入をすると、最小返済額が変化します。例えば60万円を借りると月々の最少返済額は1万6000円になりますが、借金残額が20万円になった時点に追加で20万円を借り入れたとしましょう。この時点で40万円の借金となりますが、ここで再計算が行われて毎月の最少返済額が1万1000円となるのです。そのため、プロミスの残高スライド元利定額返済方式は借り入れたタイミングで最少返済額が変化すると考えましょう。

 

そのため、プロミスの残高スライド元利定額返済方式は計算が難しいイメージがありますが、決してそのようなことはありません。途中で追加の借入をしなければ毎月一定の金額を返済するだけで済むため、返済プランが立てやすいというメリットがあるのです。

 

アコムの返済方式「定率リボルビング方式」とは

アコムでは定率リボルビング方式によって返済をしますが、これは最後に借入をした借金残額によって決まります。毎月の最少返済額は借金残額に比率をかけることで決まっており、10万円借りた場合はこれに比率4.2%がかけられて4200円となるのです。そして、1000円未満は切り上げるため、毎月の最少返済額は5000円になります。

 

また、比率は契約時の限度額によって変化するため、自分の比率がどうなっているのか確認しましょう。30万円以下であれば借入残高の4.2%以上、30万円超〜1000万円以下であれば借入残高の3.0%以上、100万円超の場合は借入残高の1.5%になることもあります。

 

借入限度額は利用者の信用度によって変化しており、信用されている利用者は借入限度額もアップします。そのため、アコムから信用を得ることができれば毎月の最少返済額を減らすことができるのです。もちろん、最少返済額以上の金額を返済することも可能であるため、利息を少しでも減らしたい方は積極的に返済をしましょう。

 

SMBCモビットの返済方式「借入後残高スライド元利定額返済方式」とは

SMBCモビットの借入後残高スライド元利定額返済方式では、最終借入後残高によって最小返済額が決まります。10万円以下であれば最少返済額は4000円となっており、10万円超〜20万円以下であれば8000円、20万円超〜40万円以下でしたら1万1000円となっています。SMBCモビットであれば、最終的な借入金額によって最少返済額が決まりますので、返済プランが立てやすいというメリットがあるでしょう。

 

また、15万円を借りて毎月8000円の返済を続け、借入残高が8万円まで減らしたとしましょう。その時点で1万円を追加借入した場合、毎月の最少返済額は10万円以下であるため4000円になります。そのため、途中で借入をした場合は最終的な借入残高を考えて返済プランを立てましょう。

 

アイフルの返済方式「借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式」とは

アイフルでは借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式が採用されており、これは借入残高の一定割合を毎月返済するシステムとなっています。一定割合が5%となっていた場合、10万円を借り入れたら5%である5000円を返済しなければなりません。そして、翌月は借入残高が9万5000円となっているため、これに5%である4750円を返済します。

 

そのため、アイフルの借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式は、初回の最少返済額が高額に設定されていますが、徐々に最少返済額が下がっていくのです。返済が楽になって行きますので、完済が近づいていることを実感出来るでしょう。

 

しかし、毎月の返済額から利息を差し引いた金額で元金返済が行われています。そのため、借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式は毎月の最少返済額は下がるものの、元金返済に充てる金額も下がってしまうのです。返済期間が長くなってしまうと利息を払う回数も増加して、結果的に利息の総額が高くなることもあるので注意しましょう。

 

レイクALSAの返済方式1「残高スライドリボルビング方式」とは

レイクALSAには二種類の返済方式が用意されており、ひとつは残高スライドリボルビング方式と呼ばれるものがあります。これは最終的な借入残高によって最少返済額が決まるシステムで、10万円以下でしたら3000円、10万円超〜20万円以下でしたら5000円、20万円超〜30万円以下でしたら7000円が最少返済額です。

 

残高スライドリボルビング方式は最終的な借入残高で決まりますので、完済する前に追加で借入をした場合はその時点で再計算が行われます。そのため、追加借入をする際には必ず最少返済額がどうなっているのか確認しましょう。

 

レイクALSAの返済方式2「元利定額リボルビング方式」とは

レイクALSAのもうひとつの返済方式は元利定額リボルビング方式と呼ばれるものです。元利定額リボルビング方式とは元金と利息の合計を毎月一定に返済するシステムで、レイクALSAに郵送で契約をしなければ利用できません。そのため、一般的にレイクALSAは元利定額リボルビング方式ではなく、残高スライドリボルビング方式が使用されています。

 

また、50万円を金利18.0%で30日借りた場合、50万円×18%×30日÷365日という式になり、7397円が利息となります。そして、3万円の返済をした場合は2万2603円が元金の返済に充てられるのです。

 

返済方式の用語解説

消費者金融のホームページには仕組みの解説がされていますが、そこには多くの専門用語が登場しています。そのため、いくら読んでもなかなか意味が理解出来ないことも多いでしょう。こちらで返済方式の専門用語を解説しますので、正しい知識を身に着けましょう。

 

▼元利
元利とは元金と利息の合計を指す言葉です。消費者金融から10万円のキャッシングをした場合、10万円を返済するだけでは完済出来ません。そこには利息が発生しているため、実際の返済額は10万円を超えることが通常です。そのため、消費者金融からキャッシングをするのであれば、元金だけでなく利息と合計された元利を意識することが大切です。これを考えずにキャッシングをしてしまうと、思わぬトラブルが起こってしまうでしょう。

 

キャッシングでは最初に返済プランを立てることが大切ですが、この元利の計算が難しくなってしまいます。そのため、多くの消費者金融のホームページには返済シミュレーション機能が用意されています。まずはそちらでシミュレーションをして無理がないか確認してからキャッシングをしましょう。それだけでは返済プランが立てられないのであれば、店頭窓口でスタッフに相談しながら契約をしても良いでしょう。返済プランを立てずにキャッシングをすると、返済が困難になる可能性があり、多重債務に陥る可能性もあるために十分な注意が必要です。

 

▼元金
元金とは実際に借りた金額を指します。そのため、消費者金融から10万円をキャッシングしたのであれば、10万円が元金となります。しかし、実際の返済は元金と利息の合計である元利を支払う必要があるため注意しましょう。そして、毎月1万円の返済をしたとしても、その1万円すべてが元金の返済に充てられるわけではありません。1万円から利息が引かれて、その残りが元金の返済に充てられるのです。

 

消費者金融は必ず利息が発生しますので、少しでも利息を抑えていかに元金を減らせるかが大きなポイントとなるのです。そのためのひとつの方法として、毎月の返済額を高く設定して少しでも多くの金額を返済するということがあります。これによって大きく元金を減らすことが出来ます。毎月の生活を切り詰めることが大変である場合は最少返済額だけでも問題ありませんが、これではいつまでも元金が減らないので余計に利息を払う結果になるのです。

 

また、消費者金融によっては無利息キャッシング期間を設けており、この期間に返済をするのであれば返済額のすべてを元金の返済に充てることが出来ます。

 

▼定率
定率とは借入残高に一定の割合をかけたもので、毎月この金額を返済することになります。10万円のキャッシングをした場合、5%でしたら最初の月に5000円を返済しなければなりません。そして、翌月は借入残高が9万5000円になっていますので、これに5%をかけた4750円を返済します。定率の場合は借入残高が減ることで毎月の返済額も減って行くため、月々の返済の負担を軽減できるでしょう。完済が近づくことが実感できますので、精神的にも安心です。

 

しかし、定率にはデメリットも存在しているので注意しましょう。最大のデメリットはいつまでも完済出来ないという部分です。そのため、完済をするためには最終的に端数の切り上げを行う必要があります。毎月返済することが当たり前になってしまうと、どうしてもダラダラと返済が続いてしまうので注意してください。利息も余計に払うことになってしまいます。キャッシングをする前に「自分は○月までに完済する」という返済プランを立ててから利用しましょう。

 

▼定額
定額とは毎月決まった金額を返済するイメージがありますが、消費者金融の世界では意味が少し異なります。これは元金に対しての返済額が一定となっており、それに加えて利息を支払う必要があるのです。利息は借入残高に比例していますので、最初は高い利息を支払う必要があります。しかし、元金を毎月一定額減らすことが可能ですので、効率的な返済が可能なのです。

 

そして、借入残高が減ることで利息も下がりますので、月々の返済が楽になるでしょう。そのため、最初は返済が苦しくなってしまいますが、トータルの利息は抑えられるのです。毎月一定額を元金の返済に充てられるので、計画的な返済も出来るでしょう。早めの完済を目指す方に向いた返済方式です。しかし、最初の返済の負担がどうしても大きくなってしまうので、審査基準が厳しい傾向にあるので注意しましょう。そして、長期的な返済プランを考えている方は負担が大きくなってしまうので、別の返済方式の方が楽になることもあります。

 

▼残高スライド
残高スライドとは最終的な借入残高によって最少返済額が決められており、毎月その金額以上の返済を行う仕組みです。最少返済額は消費者金融によって異なり、借入残高が10万円以下でしたら3000円、10万円超〜20万円以下でしたら5000円などに設定されています。

 

そして、残高スライドにおいて注意すべきポイントは、最終的な借入残高ということでしょう。そのため、最初に12万円のキャッシングをして毎月5000円返済し、借入残高を5万円まで減らしたとします。そこで3万円の追加借入をした場合、最終的な借入残高が再計算されて8万円となり、最少返済額が3000円になるのです。そのため、残高スライドでは追加借入をした場合、最少返済額が変化する可能性があるので注意しましょう。

 

また、いくら最少返済額が決まっているといっても、最少返済額だけではいつまでたっても元金が減らず完済出来ません。利息も余計に払うことになります。そのため、少しでも利息を抑えて早期完済を目指しているのであれば、最少返済額以上の金額を返済してください。

 

▼リボルビング
リボルビングとは毎月一定の返済を行うものですが、元利定額リボルビング方式、元金定額リボルビング方式、元金定率リボルビング方式が存在しています。それぞれにメリットがありますが、利用するには向き不向きがあるためこれらの違いを知っておきましょう。

 

元利定額リボルビング方式では毎月一定の金額を返済するもので、この返済金額の内訳は元金分+利息となっています。そのため、最初は金利が高いのでなかなか元金の返済に充てられませんが、徐々に金利が減りますので元金に充てられる額が増加するシステムです。

 

元金定額リボルビング方式の場合は、一定の元金分+利息を返済します。これは毎月一定額を元金の返済に充てることが出来ますが、最初は利息が高額になるので注意しましょう。しかし、この返済方式であれば効率良く返済が出来ますので、無駄な利息を払わずに早期完済を目指す方に向いています。

 

元金定率リボルビング方式の場合は、元金の一定の割合と利息を返済します。一定の割合によって返済金額が変化するので注意しましょう。また、どの返済方式も追加の返済は自由になっていますので、少しでも早く完済したい方は高額の返済をしてください。これによって利息を抑えることに繋がります。

 

▼借入後
借入後とは最終的な借入残高によって最少返済額が決まる仕組みです。この返済方式を採用している消費者金融の多くは10万円ごとの借入残高で最少返済額が決まっています。そのため、返済の途中で借入をした場合は再計算が行われ、最少返済額が変化するので注意しましょう。

 

また、これはあくまで最少返済額ですので、少しでも早く完済したいのであればそれ以上の返済をしましょう。

 

現在は数多くの消費者金融が営業を行っており、それぞれが異なるシステムでキャッシングを行っています。残高スライド元利定額返済方式、定率リボルビング方式、借入後残高スライド元利定額返済方式などさまざまな返済方式が用意されており、自分の返済プランに合った消費者金融を選びましょう。多くの方は金利や利用出来るATMなどで消費者金融を選んでいますが、キャッシングにおいて大切なことは確実に返済をすることです。そのため、返済方式に注目することは非常に重要なポイントなのです。そして、消費者金融について調べていると専門用語の多さに気づくでしょう。そのため、専門用語の知識を身に着けておくことも大切です。